五百円玉貯金を止める時に思った事

十年で8万円程貯める事が出来ていた五百円玉貯金を止めました。

五百円玉貯金をする利点は

  • 少額なので貯めやすい
  • 自分で行うので無理なく貯められる
  • 使う時も使いやすい

五百円玉が出来たらその都度、貯金箱に入れていき、貯まった分は旅行の時に使っていました。

わざわざ用意したお金ではないと思い、遠慮なく使いたかったからです。

しかし、止めました。

その理由は

  1. 五百円玉のためにキャッシュレス決済を使わない
  2. 五百円玉のために買い物をしてしまう
  3. 現金は利息を生まない
  4. 両替に手数料が掛かる

順番に解説していきます。

五百円玉のためにキャッシュレス決済を使わない

五百円玉貯金は五百円玉を用意する必要があります。

五百玉を手に入れるには両替をするか、お釣りでもらうか、になります。

つまり、現金での支払いが必要です。

しかし、もっぱらキャッシュレス決済を利用している私は現金で支払う機会がほとんどありません。

キャッシュレス決済を利用するとポイントがつくからです。

私が使っている楽天Payでは1.5%のポイント還元があります。

現金では500円払うのに500円が必要ですが、キャッシュレス決済なら、1.5%のポイント還元を受けて実質492.5円で払えてしまえます。

1.5%のポイント還元、と聞くと大したことがなさそうに思えますが、10回使えば75円、100回使えば750円、と長い目で見ればかなりの差になります。

しかし、現金で払うとこの恩恵を受けられません。

そう考えると五百円玉のためにキャッシュレス決済を使わないというのは、貯めるために節約をしない、目的から外れた行為です。

キャッシュレス決済にほとんど移行した私には合わない行為だったのです。

五百円玉のために買い物をしてしまう

意図せず小銭が出来てしまうことってありますよね。

しかし、だからといって小銭を消費しようと必要でもない物を買うのはおかしな話です。

買う時に、必要だから、ではなく、小銭があるから、そして、五百円玉が欲しいから、なんて基準は必要でしょうか。

五百円玉貯金は意識的に貯めていかないと貯まらない貯め方ですが、だからといって必要でない買い物をするのは本末転倒です。

貯めるためにお金を減らす。

キャッシュレス決済を移行した私には目的から外れた行為だったのです。

現金は利息を生まない

『ポイントは利息は生まない。だから使い切れ』

この考え方に出会ったのが私が五百円玉貯金を止めた最大の理由です。

もし、定期預金に10年、8万円を入れていたら、低金利の時代といえど、100円くらいの利息が付いていたはずです。

あるいは投資をしていたらもっと利息が付いていたでしょう。

しかし、貯金箱に入れていたから利息は0円。

お金に働かせてお金を生む仕組みがあるのに利用しないのは貯めるために利益を放棄する行為です。

最近、投資を始めた私にはその利益を無視する事が出来なかったのです。

両替に手数料が掛かる

折角貯まったのだから使いたいものですが、五百円玉は一度に大量に使うのが難しい金額です。

かといって大きい額に両替しようとしても、手数料が掛かります。

8万円分の五百円玉、160枚を銀行で一度に両替すると、400円くらいの手数料が必要です。

お金を使うためにお金を払う。

または、手数料を避けて、手数料のかからない10枚ずつの両替をする方法がありますが、16日も銀行に通う必要があります。

お金を使うために手間をかける。

矛盾だらけの行為を私はしようとは思えません。

 

 

  1. 五百円玉のためにキャッシュレス決済を使わない
  2. 五百円玉のために買い物をしてしまう
  3. 現金は利息を生まない
  4. 両替に手数料が掛かる

私が止めた理由を解説していきましたが、五百円玉貯金を否定するつもりはありません。

私も旅行によく行っていた時は小銭入れに1万円分くらい入れて、遠慮なく使っていました。

日常生活では使い難さのある五百円玉ですが、旅行先ではなかなかに使いやすい金額だったのです。

しかし、コロナになって以降、旅行にもめっきり行けなくなってしまいました。

また旅行をするなら、その時に少量を両替し、旅行先ではキャッシュレス決済を出来るだけ使い、どうしても使えない時にだけ現金を使う。

それまでは銀行で、投資で、利息を生ませておく。

そんな使い方が私には合っていると気づいたのです。

人によってお金の使い方と考え方が違うでしょう。

しかし、変わらない物がないように、思いも変わります。

今回は私の中で変わっていたお金の使い方と考え方に向き合ってみました。

お金の使い方と向き合い方を一度考えてみる、そんな切っ掛けになれば幸いです。

以上。

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